組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
| 製 造 業 |
| [食料品製造業] |
| 味噌醤油業界 |
中元シーズンを迎え荷動きが期待される時期であるが、近年の傾向として贈答品の荷動きが殆どなく、特に本年は選挙の年であり、選挙の年は贈答品が動かないと言われている通り贈答を控えているものと思われる。また、大手企業は景気回復を反映しボーナス支給がとりざたされているが、中小の食品業界は未だに冬の陣から抜け出せていない。今後、梅雨明け以降「麺類」などの「つゆ類」の伸長が期待されるところである。 |
| 水産練製品業界 |
大手量販店における売上減が続き、納入各メーカーの売上減少が続いている首都圏では、商品展示会が数多く開催され、秋冬商品の商談が本格化している。一方、メーカーでは新商品を出すもののヒット商品には至らず、全体的に消費が低迷している。
また、主原料(魚肉すり身)は、米国における資源管理による漁獲量の減少やアジア各国での国内需要増により、値上がり傾向で食油も同じ傾向にある。 |
| 酒造業界 |
年明けから好調な出荷が続いてきたが、大手・中小を問わず今月の出荷は不調だった。原因については不詳であるが、景気の先行き不安が清酒消費に影響しているのか、株価の下落に倣うように出荷状況が悪化傾向にある。また、近年の傾向だが、選挙が行われる月は清酒の出荷が鈍ることから、参議院議員選挙の影響もあったと考えられる。 |
| 製麺業界 |
5月、6月と乾麺業界全体が売上不振であった。経済の状況と天候不順の影響があったようであるが、一方で売り急ぎをし、価格を大きく下げて販売するメーカーがあり、全体の卸価格を引き下げているのも懸念材料である。今後、繁忙期(7月〜8月)での挽回を期すところである。 |
| [木材・木製品製造業] |
| 木材業界 |
景気に持ち直し感があるものの、住宅市場の回復は依然として厳しく、木材製品や原木の荷動きに上向く気配はない。一方、合板メーカーでは原木の受け入れを増やしているが、メーカーが求める数量等への対応は時間がかかる模様である。 |
| 印刷業界 |
アップル社から「@ Pad」が発売され、出版物等の電子媒体化が加速されることは必至であり、紙媒体と合わせたメディアミックスした印刷業への転換、顧客ニーズへの対応力・提案力が生存条件に必須となる。 |
[窯業・土石製品同製造業]
※ コンクリート製品業界は、とりまとめ時期の関係から1ケ月遅れの報告です。 |
生コンクリート
業界 |
6月の出荷量は、前月比36.8%の「増加」となり、前年同月比では▲0.8%の「減少」となった。これらを地区別に見ると、県南地区以外は、前月比を上回っている。特に石巻地区では先月に引き続き民間及び公共工事の受注増により大幅な「増加」となった。また、気仙沼地区においても、ダム工事や三陸道建設によって出荷量が大幅に「増加」した。前年同月比では増加したのが、石巻・気仙沼地区のみとなっている。一方、出荷量が増加してもアウトサイダーとの価格競争により、収益に結びついていないのが現状である。 |
コンクリート
製品業界
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5月の出荷量は、前月比79%と大きく減少し、前年同月比でも97%と減少した。累計においても91%と前年実績を下回っていることから、今後は生産及び在庫について的確な管理をし、出荷の促進を図る必要がある。 |
[鉄鋼金属同製造業] |
| 表面処理業界 |
最近の売上高、受注量ともに横ばい状況である。自動車部品はハイブリット関連の部品が好調であるが、その他の部品は低調な状態が続いている。一方、電子部品・デバイス関連では持ち直し感があり改善しているが、設備投資の抑制で全体的に厳しく雇用も過剰とする企業が多い。 |
| 金属加工業界 |
売上は前年同月比「増加」したが、前年の落ち込みが大きく、比較の対象にならない。また、前月比については「不変」としたが、わずかに増加した企業と再び減少している企業があり、今後も厳しい状況が続くものと思われる。 |
| 非 製 造 業 |
| [卸売業] |
| 再生資源業界 |
円高の進行に伴い非鉄金属屑の価格が下落しており、鉄屑価格についても依然として下落基調にある。また、古紙の輸出価格も下落している。 |
ゴム製品卸売
業界 |
売上高について前月比は「減少」し、前年同月比においては「増加」した。比較の指標で様々変動するが、リーマンショック以前と比較して3割〜4割減の企業もあり、引き続き厳しい状況である。 |
| 鮮魚卸売業界 |
マグロ延縄漁業は入船・水揚げ・金額とも振るわず、旋網漁業においても海水温が影響し入荷が少なく品薄感があった。これから夏漁に向けマグロ旋網漁が本格化することから入船増加と消費者の購買力回復に期待したい。 |
| [小売業] |
野菜・果実
小売業界 |
地物産の野菜の生育が良く入荷が安定し価格も安かったが、消費は伸びなかった。また、梅雨の影響もあり野菜・果実とも傷みが早く、在庫を多く持てない状況で客数も低下し収益状況は悪化した。 |
食肉業界
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6月は口蹄疫被害の為、枝肉相場が高騰し、天候不順も重なり収益が大幅に減少した。
また、景気低迷のため来客数が減少し、大幅な収益に繋がっていない状況である。 |
| 米穀小売業界 |
販売量・消費量ともに増加傾向にあるが、今後、輸入麦価の値下げが予想されることから、米も対抗手段として値下げを行う。
また、一ヶ月たらずで新米が流通するので、今後に期待している。 |
| 花卉小売業界 |
売上は、前年同月比101.2%で微増となった。今年の6月は梅雨時の肌寒さはなく、気温が高めで暑い日も多かったことから、個人のガーデニング等の苗物、鉢物の需要が低迷した。結果として市場の卸値価格も低いものとなり、依然として景気の目立った回復が見られない。 |
生鮮小売市場
業界 |
売上高は前月比、前年同月比とも目標に達しなかった。梅雨の時期に入り、天候不順による来客数の減少と大型店の広告宣伝、更には小売価格及び消費者へのサービス等での企業間格差があり、消費者が分散している状況である。
また、部門別では、精肉部門が口蹄疫問題(牛・豚肉)で国内相場が高騰し小売価格に影響が出ている。景気の先行き不透明と消費低迷が今後も続く傾向にあり、売上げを確保するのは相当厳しい現状であるので、子供手当給付金による消費の増加を期待したい。 |
| [商店街] |
| 商店街 |
中元シーズンではあるがセール前ということでの買い控えが散見される。戦後、永年にわたり街中で街に協力的に営業してきていたサービス(パチンコ店)業の撤退があり、益々シャッターの間口が広くなってしまった。
(仙台地区A商店街)
イベントの開催日に限り人出は多いが、それ以外の日は相変わらず人出が少ない状況である。
(仙台地区B商店街)
土木建設業においては、国の経済対策もある中で依然として厳しく、ここにきて負債総額30億円規模の倒産業者も出たことから、地域の景況は暗雲立ちこみの状況である。
(大崎地区A商店) |
| [サービス業] |
| クリーニング業界 |
原油価格が高止まりしており、その分を価格へ転嫁できない状況にあって今後の状況次第では、これを理由に廃業者が出てくるものと思われる。 |
自動車整備
業界 |
持込車検台数に大きな変化はないが、新車販売が好調な分「減少」している。整備については価格を抑えるため、消耗部品以外はリサイクル部品の利用が「増加」している。
また、新車販売については「エコカー減税等」の効果で、特に3ナンバー車は58%の「増加」、軽自動車も同様に好調で、大型トラック関係も排気ガス規制(ポスト新長期規制)に伴う需要増加で各社40〜50%の「増加」となった。 |
廃棄物処理業界
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仙台市からの家庭系・事業系のごみの排出量は横這いで推移している。無許可で廃品回収を行っていた回収業者が検挙されるなど廃棄物処理法違反業者が後を絶たない。(無償引取りも一般廃棄物収集運搬業の許可無しに、一般家庭から廃家電などを引取るのは違法)
また、前月に比べてガソリン・軽油とも単価は下がった。 |
ソフトウエア
業界
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株主総会等の時期に重なり、設備投資に対する決定が停滞した時期となった。7月以降、各メーカーともセミナー・展示会等での紹介が活発化することで、販促につながることを期待したい。 |
警備業界
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公共事業費削減により警備員の需要が減少している。
また、原油価格の高騰により経営が圧迫されている状態が続いている。 |
港湾旅客海運
業界
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前月はゴールデンウィークという最繁忙期もあり、旅客・売上とも6月の実績より多く、前年同月比では概ね同様の結果となったが、円高の影響もあり外国人観光客は減少した。一方、梅雨入りが遅かったため一般観光客は前年より上回った。 |
| [建設業] |
| シーリング工事業業界 |
ここ数年のシーリング材生産量は、原油価格とも関連してか2007度と比較し2008年が92.7%、2009年が80.7%と減少傾向にあり、本年度の見込みについても前年比85%程度と予想している。
また、各地域においても過去に経験のない先の見えない不況感が感じられるとの意見が多く、今後は関連企業全体が縮小・削減される業界になるのではと危惧される。 |
| 建設業界 |
今年度の公共予算については半減とされており、民間需要も地元では皆無に等しい。一番の問題は新年度発注が大変遅れており、新たな交付金の決定がおりずに地方自治体も発注できないということである。雇用と経済の面からも早急な発注が必要である。
また、仕入れ単価等は変わらないが、価格競争の中で厳しい予算においての調達を余儀なくされている。 |
| [運輸業] |
| タクシー業界 |
実車率が多少減少し、輸送収入も大幅に減少している。
また、LPG価格が若干値上がりした。 |
| 軽貨物運送業界 |
ここに来て荷主より値下げ要求が数件でており、対応に苦慮している。 |
| [不動産業] |
| 不動産業界 |
仙台ビジネス地区の6月末時点の平均空室率は20.49%、前月比0.13ポイント上げた。6月は駅前地区で新築ビルに成約が進んだほか、既存ビルにも統合移転の動きが見られ、周辺オフィス地区でも募集面積が小幅に減少した。しかし、他地区で集約に伴う解約予告や募集開始の動きが出てきたことから、同空室率が上昇した。今年前半はオフィス縮小の動きが弱まってきたものの、今春も新規供給の影響が引き続いたため、同室空率が4月末に20%を超えた。このような状況の中で、テナント誘致競争には厳しさが増しており、賃料相場の弱含みが鮮明になってきている。新築ビルの募集状況については成約や入居が進んだビルも見られるが、竣工1年未満のビル5棟の募集面積の合計は約1万9千坪に上がっており、まだ多くのビルが誘致活動を続けている。既存ビルについては前年に比べてテナント企業の撤退や縮小の動きが落ち着いてきたが、前年完成した新築ビルが募集面積を残したまま既存ビルの区分にシフトしてきたため、既存ビルの募集面積の増加傾向に歯止めがかからなかった。 |