お知らせ詳細
記事No. 1520
「職場における死亡災害撲滅に向けた緊急要請」について
 本年は全国で夏場から死亡災害が急増し、宮城労働局管内でも、7月以降、交通労働災害で2人亡くなられたほか、稼働中のコンベアに巻き込まれる、サイロ内で穀物の生き埋めになるといった痛ましい死亡災害が立て続けに発生しております。これらのほかにも、一歩誤れば大事故になりかねない災害も続き、極めて憂慮すべき自体となっております。
 最近発生した死亡を含む重篤な災害の要因をみると、作業の効率を優先し安全を軽視していたもの、基本的な安全管理の取組が徹底されていないもの、リスクアセスメントが不十分ばものが多く見られ、企業の景況感が改善する中、人手不足が顕在化し、安全管理体制がおろそかになっているものと推察さ、今後相当の危機感を持って労働災害防止対策に取り組む必要があります。
 事業者の皆様におかれましては、死亡災害の撲滅に向け、基本的な安全活動の着実な実施・確認という原点に立ち返って企業の安全衛生活動を今一度総点検していただくよう要請いたします。
 また、関係者が一体となって以下の取組を徹底し、防止に労働災害防止に努めていただきますよう、併せて要請いたします。

 1.安全作業マニュアルの遵守状況の確認等、職場内の安全衛生活動の総点検を実施し、併せて、職場内の危険要因の点検と措置を行うこと
 2.安全管理者、安全衛生推進者、安全推進者等を選任し、その職務を確実に遂行させるなど、事業場の安全管理体制を充実すること
 3.雇入れ時教育等を徹底するなど、効果的な安全衛生教育を実施すること
 4.適正な労働時間の管理、走行時間の管理、走行計画の作成、点呼の実施など「交通労働災害防止のためのガイドライン」による交通労働災害防止対策を実施すること。

<参考>
☆構成労働省ホームページ
・「職場における死亡災害撲滅に向けた緊急要請」を実施
  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000178011.html
・「職場のあんぜんサイト」
  http://anzeninfo.mhlw.go.jp/